緊張するということ

先日市民テニス大会(ミックス一般)に参加しました。
テニスに限らないでしょうが、『試合ではなんか緊張して普段通りにできなかった』『絶対勝てそうな相手だったのに・・・』。
よくあることですよね。
なぜ人は緊張するのでしょうか?
そして、なぜ緊張して、力が発揮できず思い通りの試合にならないのでしょうか?
ある程度テニスが技術的に上手い人を対象に
ほかの人の考えとかnet情報tennis oneなどから見聞きし私なりにまとめてみました。

(なぜ人は緊張するのか?)
・初めて対戦する相手なので相手が強いか弱いかわからず不安
・周りの応援団もいるし勝ちたい、でもどうなるかわからず不安
・この前から練習でもうまくいかないのでなんか不安
・ネットにかかったらどうしよう、バックアウトしたらどうしよう、サーブが入らなかったらどうしよう(不安)
こんなところでしょうか。

(緊張すると、なぜ力が発揮できないのでしょうか)
・筋肉が萎縮してしまいうまくボールが飛ばない
・とにかく相手のコートに返すだけで精いっぱいになる
こんなところでしょうか?

(思考を変える)
ここからは受け売りになりますが、
(試合力)=(集中力)×(技術力)
と言われています。
スポーツは『心』『技』『体』といいます。
どんなスポーツにも共通することでしょう。
特にテニスはボールのスピードが速く、ラケットにボールが載っている時間は1/100秒単位でしょう。もともと素人ではできない「技」が必要なスポーツです。集中しないとできません。考えながらできるスポーツではありません。ほかのことを考えている暇はないのです。

いくら、普段の練習で上手く、つまり技術力が高くても(技)、試合で集中力がなく意識が散漫(心)になっていると試合で負ける状況が生まれます。

途中まで勝っていても、『これなら楽勝だ』と思ったところから(集中力がそがれ)逆転され結局負けてしまうことは全てのプレーヤーが経験するところです

心が「勝てる」という違う(無駄な)ことに動き、「目の前のボールを集中して打つ」という大事な行動や意識が阻害されるということです。

(試合力)=(集中力)×(技術力)
結局テニスは目の前のボールを以下にうまく打ち返すか、というスポーツです。対戦相手が、背が大きく頑丈だろうが、弱々しかろうが、相手の体と接触する格闘技ではありません。

最初に言った、『初めて対戦する相手なので相手が強いか弱いかわからず不安』などの、テニスでは無駄な「不安」からくる「緊張」は、「目の前のボールを集中して打つ」という大事な集中力が阻害されます。

また、本来技術的に難しいスポーツなので、技術的ミスはつきものです。
サーブが入らなかったらどうしよう、などと考えず、
『テニスとは、ミスを前提にスタートするスポーツ(卓球元日本代表平野早矢香)』と考え、一度や二度のミスは当たり前と考えて、目の前のボールを、(集中×技術)で打込むことです。

技術が低くても、集中力が高ければ、試合に勝つことはできるのです。

考えを変えることで楽しいテニスになるでしょう。